帰宅したら自宅が競売にかかってた話

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こんにちは。

かれこれ4年ほど前のことですが、表記のようなことが発生し、右往左往しました。珍しい経験だったので、紹介します。似たような境遇におちいった方の参考になれば幸いです。

帰宅したらポストに紙が入ってた – (1月26日)

 

ある日家に帰ったら、こんなのがポストに入ってました。

 

 

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・・・ごめん、ちょっと言ってる意味わからない。

 

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新規キャンバス

 

ええええええ????????((((;゚Д゚)))))))?????

何これ???

なんかやっちゃったのか?????

あまりにも突然だったのでかなりびびりましたが、おちついてよく読んでみると以下のようなことが書いてありました。

  • 自分の住んでいるマンション(の自分の部屋)は競売にかかっている
  • 物件の現状(占有/権利)の調査をしたい
  • 都合の良い日時を連絡してください

郵便ではなく、ポストに直接投函されていたのも生生しい。

ああ、なんか必要な税金とか気付かないまま払ってなくて、ついにさいたま市が本気を出してきたのかな・・・、とかいろいろ考えました。

あれ、でもちょっと待った。自分は賃貸マンションに住んでいたはず。賃貸マンションが強制的に競売っておかしくない?マンションは大家さんのもので、自分はちゃんと家賃払っていたはずなのに・・・。

もしかして・・・・、自分じゃなくて、大家さんがなんかやらかしたのか?

家賃は大家さんへ直接ではなく、管理会社に払っていたので、こういうことはプロに聞くのが良いと思って、管理会社の人にこんな紙がポストに入ってたんですけど、みたいなことを電話で聞いてみました。するとなるほど。おそらく大家さんがローンを払えずに強制執行の申し立てを受けたのだと思います」とのことでした。

大家さん・・・。

とりあえず自分は悪くないような気がしてきました。

しかし直近の問題は、いつまでこの家に住んでいられるかです。引越し先探すのも、引っ越すのも面倒だし、「3日以内に出て行ってください」とか言われたらどうしようかと心配になりました。

なのでとりあえず紙に書かれていた、さいたま地方裁判所に電話しました。すると

「競売は結果が出るまでに半年くらいかかる。現在の居住者にはさらにその後6ヶ月猶予期間がある」

「まずは物件の現状を確認したいので、都合の良い日時をお知らせください」

とのことでした。つまり、1年くらいはこのまま賃貸物件として住む権利がありました。これでとりあえずは一安心です。1年あれば、引越し先探す時間としては十分です。さらに、競売で落札した人と合意があれば、このまま住み続けることも可能なこともあるとのことでした。

裁判所の人が来た – (2月10日)

こちらの指定した日に、さいたま地方裁判所の担当者の方と、不動産鑑定士の方が自宅に現状確認にきました。ちなみに平日だったので有休とりました。

裁判所の方に、賃貸契約はどうなっていて家賃はいくらとか、どこか破損している箇所はないかとか、いろいろ聞かれました。あと全室の写真も撮られました。断ることもできるようなのですが、さいたま市を敵に回したくないので素直に言われる通りにしました。

だいたい30分くらいで調査は完了したようです。その日はそれで終わりました。

入札情報が公開された – (8月10日)

それから半年くらい放置されます。長いですけど、いろいろ準備できるのでありがたい。

「だいたいこれくらいの時期に公開されますよ」というのは裁判所の方が教えてくれたので、そのころを見計らって以下のサイトで確認しました。競売の情報はインターネット上にも公開されます。

 

BIT 不動産競売物件情報サイト
http://bit.sikkou.jp/  (←URL怖い!)

 

すると、自分のマンション(の部屋)の期間入札情報がでてました!

 

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部屋の写真とか、評価額とかばっちり公開されてしまった・・・。まあ普通の人はこんなサイト見てないだろうけど、ちょっと恥ずかしい・・・。( ;´Д`)

 

で、競売情報が公開されたら、いろいろな不動産業者?が訪ねてくるようになりました。(1週間で10人くらい来たと思います)

彼らの言うには「競売で買い叩かれるのを阻止するため、任意売却をしましょう。協力します」というものでした。自分の場合は、持ち家ではないので、その話は大家さんしてほしいと伝えたところ、皆さんそそくさと引き上げていかれました。

 

自分も入札できるんじゃねえの? – (9月5日)

入札は誰でも参加できるので、自分も入札できないものか考え始めました。とりあえず本を購入。

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いろいろわかってくると、以下の問題がありました。

  1. 入札は封印入札方式(相手の金額を知ることができない)なので、金額の設定がしろうとには難しい
  2. 予想落札金額は現金で用意出来そうもない

1. に関しては、幸運なことに同じマンションの別の部屋で、ちょうど競売が行われた直後で、落札金額が公開されていました(・・・このマンション大丈夫か!?)。ですので、その金額が非常に参考になりました。

2. に関しては、以前は競売物件はローンで購入することは法律で禁止されていたようなのですが、平成10年以降はローンが使えることになったので、それが使えそうでした。

かなり準備して、平成23年9月5日、さいたま地方裁判所に乗り込み、入札を決行しました。

なお、設定された最低入札額の2割を事前に振り込む必要があるので、入札しまくるのは個人には難しいと思います。(冷やかしお断りってことですかね)

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開札!! – (9月14日)

開札(落札者決定)の日がやってきました。

開札はさいたま地方裁判所で公開で行われます。立ち会う必要はないのですが、せっかくなので会社休んで開札に参加しました。

開札に立ち会っている面々をみると、いかにも不動産業者っぽいおっさんや、金と暇を持て余している初老の社長夫人みたいな人が多かったです(個人の印象)。

1日に20〜30件の開札があるので、すでに結果は出ていて、裁判所の担当者がつぎつぎと結果を読み上げていく形で発表されます。

各開札につき、次点の入札者と金額、最高金額の入札者と金額が読み上げられます。

 

 

「次は平成XX年、XXの第XX号の開札結果・・・、最高入札者○○○○(自分の名前)、金額XXXXX円、次点入札者△△△△、金額XXXXX円」

 

 

とここまで聞いて、心の中でガッツポーズを連発しながら帰りました。

見事に落札し、

次点の入札金額とそれほど開きがなく、人生初(そして多分最後)の入札は大成功でした。

ちなみに、相場からそんなにめちゃくちゃ安く手に入ったわけではないです。噂によると相場の一割引きくらいだったようです。

競売といってもリスクに見合うほど安いかどうかはケースバーケースなので、気楽にオススメはしません。自分の場合は引越し先を探したり、引っ越したりする手間を省けたりといった他のメリットがあったので、やってみたらたまたまうまく行きました。

その後

というわけで、それまで賃貸で住んでいたマンションを、ローンで購入して現在もまだ住んでおります。(ローン返済中です

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