JR武蔵野線で海浜幕張に行く時の乗換が異常に難しくなる「魔の時間帯」を特定した
こんにちは。
今年の1月30、31日の両日、デジゲー博SPECIAL in 闘会議2016に出展するため、幕張メッセに2日間通いました。にわかには信じられませんが、2日とも乗換に失敗して時間を大幅にロスしました。別に行ったことないわけでもなかったのに・・・。
というわけで、今後のために何が起こっていたのか調べてみたのですが、その結果、武蔵野線で海浜幕張に行く場合に、土日休日限定の恐ろしい「魔の時間帯」が存在することに気づきました。
10時開場のイベントに参加しようとしていると遭遇したりする嫌な時間帯に存在します。
みなさんも気をつけて下さい・・・。
路線図からは見えない落とし穴?
まずは路線図を見てみましょう。
上の船橋法典から右下の海浜幕張に行くことを想定します。船橋法典より上の駅から出発する場合でも以下の話はほぼ同じです。
海浜幕張までは4駅。1本でいけそうですね。簡単!
実際、例えばジョルダン様の乗換案内で調べてみると
こんな感じで「船橋法典→海浜幕張:所要時間17分」とか出てきます。これは土曜日の朝08:30出発の例で、直通運転の海浜幕張行きに乗れたケースです。
基本的に、ほとんどの時間帯で『南船橋での乗換1回』か『直通運転で乗換0回』です。これがデフォルトです。
ではなぜ自分はあの日、市川塩浜にいたのか?
どこだここ pic.twitter.com/DbmZytLcMg
— TOME (@shinhirota) 2016年1月29日
ジョルダン様曰く・・・。
でもそれって・・・
反対方向じゃん!!
武蔵野線東京方面(図の左方向)の電車のタイミングと、京葉線蘇我方面(図の下方向)の電車のタイミングによってはいかにもありそうな乗換ですけど!!
ジョルダン様!!
本当にこれでよかったのですか?!!
でも17分くらいでつくはずなのに、なかなか着かないですけど!!
あああああ、なにが起こってるんだーー?!!
・・・・・・!!!
事後調査開始
今更ながらジョルダン様の協力(勝手にいろいろ検索させていただいただけですが・・)のもと、全時間帯における、到着が一番早い経路の乗換パターンを分析しました。2016年1月30日(土)でのデータです。
棒グラフは乗換の回数で、色は以下の通り乗換駅を示します。
■ 南船橋乗換 |
折れ線グラフは、出発時刻(乗車時刻ではない)からの所要時間(分)、棒グラフが乗換回数(0〜2)です。平均所要時間は約30分でした。
これで分かるようにほとんどの時間で直通運転か、南船橋乗換です。
9:18発の南船橋行きに乗れればよいのですが、これを逃すと魔の時間帯に突入します。
「魔の時間帯」の怖さ
朝と夜にあるのですが、ここでは朝の部を例にとって説明します。
魔の時間帯(朝の部) 9:18発 ■(新習志野行き)南船橋のりかえ →海浜幕張 |
どのあたりが怖いかというと、まずほぼ10分おきに正解パターンが変わるあたりが恐ろしいです。「東京行き」って逆方向ですから、間違えるとどんどん離れてしまうと思って再度確認とかしているうちに正解が変わってしまったりします。
あと 9:46の「西船橋発-南船橋行」などという両駅を通過したいだけの乗客にとっては甚だじれったい電車に乗るのが正解というパターンが一瞬(10分間)現れます。
さらに、いつもこんな感じの運行なら慣れると思うんですけど、
「市川塩浜パターン」は土日祝の 9:19〜9:26 の7分間と 21:11〜21:34 の23分間の合計30分
「西船橋パターン」は土日祝の 9:37〜9:58 の21分間と 20:59〜21:10 の11分間の合計32分
しかなく、平日は(ざっと調べた限り)両パターンは出現しません。不意打ちです。
もしかしたら乗換案内が賢すぎるだけかも
なんでこんな時間帯が存在するんだよ〜。わかりにくすぎだろ〜。
と悶々としていましたが、そもそも乗換案内で「1分でも早く着くにはどうすればいいか」という条件で検索し、その通りに行動していたのが原因の一端のような気がしてきました。
「乗換少なく」とかの条件で検索もできますし。
余裕を持って出発することにすれば、すべて解決する気がしてきました・・・。
まとめ
- JR武蔵野線で海浜幕張に行く場合、土日休日ダイヤ限定で魔の時間帯が存在する。
- 魔の時間帯では、約10分おきに最速ルートが変わる。
- 魔の時間帯では、一見逆方向の「東京行き」に乗ってから市川塩浜での乗換が正解だったりする。
- 魔の時間帯では、「西船橋発-南船橋行」という1駅しか進めない、両駅を通過したいだけの乗客にとっては理解に苦しむ電車に乗るのが正解だったりする。
- そもそも余裕を持った時間を設定し「乗換少なく」などの条件で検索するというのも選択肢の一つかもしれない。