サラリーマンに戻りました

こんにちは。

2年ほど前に会社を辞めて『さいたま市の創業相談会に行ったら「まず会社作らなくていいからゲーム作りなさい」と言われた』みたいな記事を書いたり、ゲーム開発の個人事業主として活動していけないかと模索を続けていました。

いろいろ活動させていただいたのですが、なかなか収入が伴わず、(ツイッターでフォローしていただいている方はお気づきだと思いますが)この度サラリーマンに戻ってしまいました。

そこに至るまでの経緯をまとめました。

退職時の財政状況

2年前に会社を辞めた時は、2年くらいは収入がなくても生活できる程度の貯金がありました。一方で住宅ローンがあと6年くらい残っていたのですが、ローンの残高より貯金のほうが多かったので、一括返済しようとすればいつでもできる状態でした。あえてそうしなかったのは、いざとなったらそのお金が生活費にまわせるかもと思っていたからです。(あとで実際にそうなるのですが・・・)

退職3ヶ月後からは雇用保険の失業手当が4ヶ月間受給できるし、最初の1年で収入源(アプリとか)を確保すればなんとかなるんじゃないかと思っていました。

個人アプリ開発者活動開始

当初、カジュアルゲームアプリを毎月1本くらいのペースでリリースしていけば、1年後くらいには収入が出費を上回っていくんじゃないかなあと漠然と考えていました。(今考えると、相当甘い考えなのですが、当時は真剣にそう思っていました)

しかしアプリを2本リリースしてみて、驚くほどダウンロードされなかったので焦りました。

392x696bb 322x572bb
リリースしたアプリ

そこで、「1ヶ月で作れるような小規模のものはダメだから、半年くらいの時間とお金をかけて作るしかない」とカジュアルアプリ路線から方針を転換しました。

方針転換1

もともと「アプリで生計を立てられるようになったら、最終的には大作を作りたい」と考えていたのですが、その方針を転換して「最初に大作を作る」ことにしました。それでダメだったら再就職すればいいかなと。(実際そうなるのですが・・・)

そうなると開発資金とかも調達しなきゃダメかなあと考えて、さいたま市の創業相談会に行ってみたりしたのはこのころです。

そんな感じで柄にもなく起業家のような活動をしかけましたが、相談員の方の的確なアドバイスによって目が覚め、まずはゲームを作ることにしました。必要な資金(グラフィック・音楽等の発注費、宣伝費等)は貯金を切り崩して150万くらい使いました。(※プログラマー(自分)の人件費は含まず)

半年で完成する予定で開始したのですが、見積もりの甘さもあり、結局完成するまでには丸1年かかりました。

この間ほとんど収入はなかったので、貯金残高がどんどん右肩下がりで下がっていって、焦りました。

しかし「このゲームをリリースすれば、今までの出費をすべて返してもお釣りが残る。というか、一生分稼げるはず」と自分に言い聞かせていたので、精神的には耐えられました。時には無理矢理にでも楽観的になることも必要です・・・。

そのゲームは去年9月にリリースされました。

さすがに1年かけたことと、PLAYISMさんというパブリッシャー様の協力もあって、個人的には過去最高の売り上げを記録しました。また、そのゲームもおかげで東京ゲームショウなどの著名な展示会に出展することもできたり、金銭には代えられない貴重な経験をいくつもさせてもらいました。

ss1
プリンキピア:マスター・オブ・サイエンス

1年という時間と、(自分的には)かなりの費用をかけることになりましたが、それに値するものが作れたことは非常に嬉しいことでした。

作ってよかったです。

よかったのですが、残念ながら「今までの出費を全て返してもお釣りが残る」ほどの利益は出ませんでした。というわけで、資金面で追い込まれてしまい「ゲーム開発一本」の活動方針を変更せざるを得なくなりました。

方針転換2

このころから「貯金を減らさない程度に請負の仕事をして、余った時間で個人開発しよう」という方針にしました。

「週3日くらいの仕事で生活費を稼いで、残りの4日で個人開発できたら理想的だな」と考えて、フリーランスのための仕事紹介サイトに登録したり、いろいろ活動しました。(その頃は『週3日の仕事をゲットする方法が見えてきた(見つけたとは言っていない)』とか書いてました)

しかし自分の場合、そのような「理想の」仕事にはめぐりあえず、1ヶ月、2ヶ月と時間がすぎていきました。

時間は過ぎ、貯金は減っていく日々・・・。

気がつけば、ローンと貯金の残高が逆転していました。セーフティーネットだった「返せるけど返してない」借入金に手がついてしまいました。もう贅沢も言ってられません。

週5日常駐するなら・・・

いろいろ情報を集めてみると「週5日常駐」という条件だと、意外と簡単に仕事がもらえそうなことに気づきました。雇う側からすると、同じ条件なら毎日仕事してくれるほうがいいですよね。自分もそうするしかないのか・・・。

そのとき

「週5日常駐するんなら、会社員でいいじゃん」

と思い始めてしまい、気づいたら転職情報サイトに登録していました。

その後の就職活動について詳しく書くとまた長くなるので結果だけ書きますが、約2ヶ月かかって、とあるシステム開発企業から内定をいただきました。

前職での医療機器関連のソフトウェア開発の経験も評価していただきましたが「2年間ほどアプリ開発の個人事業をやっていました」というアピールが功を奏したようで「ぜひ当社でアプリを作ってください」と言っていただけました。何が役に立つかわからないものです・・・。

今後

というわけで、2年2ヶ月に及ぶ長い夏休みに終わりを告げて、2017年5月1日からサラリーマン生活を再開しました。

リリースしたゲームのアップデートや、新作アプリの開発など、まだやり残したことはたくさんあるので、それは平日夜か週末に、本業に支障がない範囲で細々とやっていこうと思っています。

しかし、当分は新しい会社の業務に慣れることを第一にしたいと思っているので、開発ペースはいままでの1/10以下になってしまうと思います。

長い目で見守って下さい…。( ;∀;)

週3日の仕事をゲットする方法が見えてきた(見つけたとは言っていない)

こんにちは。

週3日の案件をありませんかね。

こちらの記事でも書いた通り、生活費を稼ぐ道を模索中です。

その時は公式アカウント様に謝罪されてしまったこともあり、その業者様から仕事を紹介されるチャンスは失われたと判断し、別の業者様にも登録することにしました。

新しい業者様に登録

実は前回の記事のツイートをした後、複数の方から「自分はこのサービスで週3日の仕事みつけましたよ」というDMをもらいました。ありがとうございます。せっかくですのでその紹介していただいたフリーランス向け仕事紹介サイトのうちの一つに登録してみました。

すると、しばらくして登録確認の電話がきました。

「よろしければ一度おいでいただき、詳細の希望などを直接伺いたいと思います」

時間だけはあるので、さっそくその日のうちにオフィスに伺いました。

前回は話を聞いてもらう機会すら与えられなかったので前進です。

写真 2016-03-22 15 41 33

※写真はイメージ

オフィスに伺い希望などを伝える

指定された時間にオフィスに伺い、希望などを伝えました。

ちなみに登録フォームに書いておいた自分のスキルは以下のような感じです。

  • C/C++ 5年以上
  • JAVA 5年以上
  • スマホアプリ開発1年

スマホアプリは、退職したあとのスキルです。書いていいのかな?(^^;

業務経歴書などは提出していなかったのでとりあえず経歴などを口頭で説明。本ブログのプロフィールにも少し書いてありますが、自分の前職は某機器メーカーでした。

担当者の方のほうからは、サービスの沿革、得意分野などを説明していただきました。誠実な対応に感謝。

キーワードは「WEB業界」?

いよいよどのような案件があるかの話です。

担当者の方からのご説明では、

  • WEB業界では働き方がここ数年変化しつつあり、週3日くらいの案件は増えてきた
  • 業界経験がおおむね5年以上のプロフェッショナルであることは前提ではある
  • 週3日は出勤が必要な案件が多い(中には在宅可能な案件もある)

といった感じでした。

しかしこの「WEB業界では」というところが自分にはハードルが高かったです。

「先月から CakePHP v2 を始めた」とも言ったのですが、今考えるとこれは言わない方がマシでした。週3日などの出勤で歓迎されるのはあくまで経験が概ね5年以上の「プロフェッショナル」だとのことです。まあそうですよね。。。

というわけでWEB業界経験のほとんどない自分は、少なくとも今日の時点ではお仕事は見つかっていません。

そうは言っても、上記の条件が満たせれば、結構案件はありそうな雰囲気でしたので、WEB業界に5年以上いるプロフェッショナルな方は挑戦してみてはいかがでしょうか?

現状

-shared-img-thumb-AL203elvdoki320140830110541_TP_V

自分の業界経験では週3日の仕事を見つけるのは難しいのではないかという気がしてきました。

とりあえず3月は本業に専念しますかね・・・。

「週3日OKの仕事」という甘い言葉につられてフリーランス登録したら「そんな仕事ない」と言われた

こんにちは。

ツイッターなどで何となくほのめかしているのでお気付きの方もいると思いますが、tomeapp 「ゲーム事業部」では思ったように利益が出せていないので、tomeapp 存続のために請負の仕事を少しずつ開始しています。うう・・・。

週3日くらい請負の仕事をやって、残りの時間で本業のゲーム開発ができれば長期的に活動していけるのではないかと考えました。

で、とりあえず知り合いの紹介で CakePHP による WEBサイトの制作とかやらせてもらったりして、ああ、こんな感じの仕事をいろんなところからもらえればいいなあと思い始めていました。

よさそうな広告を発見!

そんな中「フリーランス 週3日」などでググっていた自分を見透かしたような広告が出始めました。検索ワードが広告に反映されるのは相変わらず全てを見透かされているようで恐いです。

ad2ad1 12.44.37 AM

 

週3OK フリーランスエンジニアの案件

言えない。週2〜3日で月50万も稼いでいるなんて。

なんと今の自分には魅力的すぎるこの謳い文句にやられて、広告をクリックしてしまいました。今にして思えば広告はクリックしたら負け。

10年ぶりに自己PRを書いて登録

サイトを見てみると、自分の得意な分野、スキル、業務経歴、自己PRなどを指定のフォーマットに記入して提出する必要がありました。この年になって自己PRするのは結構パワーが要りました。

そのころの自分のツイート。

基本的に自己PRとか大の苦手なので大変でしたが、そこは割り切ってなんとか書きました。 そして「週何日の案件を希望するか」を記入する欄がなかったので備考欄に「週3日程度の案件を希望します」と書きました。今にして思えばこのあたりにも違和感がありました。

登録を済ませたのが土曜日だったのですが、約2時間後にさっそく確認の電話が来ました。

この度は登録ありがとうございました。案件の希望は登録していただけましたか?それでは後日担当者からご提案させていただきますので少々お待ち下さい。

週末だったこともあり、次の動きがあったのは週明けでした。

予想外の返信・・・

そして運命の週明け月曜日、メールが届きました。

面接日の連絡でも来たのかな・・・。

どきどき・・・。

・・・あれ?

・・・これ。

うそ〜〜〜〜〜??!!

Cc8YNhXUAAAp6oR

 

確かに広告では「週3OK」と書かれていたにもかかわらず「週5日フル常駐型の案件を中心に取り扱っております」「ご期待に添うことができずに申し訳ございません」というまさかの返信でした。

せっかく恥ずかしいの我慢して自己PR書いたのに・・・。ヽ(;▽;)ノ

思わず、こんなツイートしたら拡散されるだろうなと思いつつ、以下のツイートをしてしまいました。

案の定、というか予想以上に拡散されてしまいました。あっという間に1000RTされてしまいました。歴代2位。 いろいろな反響をいただきましたが、一番自分の心を捉えたのはひでまるさんのこのツイート。

ですよね・・・。

公式アカウント様から謝られる?

ここまでならよくある話?ですが、例のツイートが思いのほか反響があり、おそらく運営会社様の知るところになったようです。まあこちらとしては金銭的な損害が出たわけでもないので、このままうやむやにしてしまおうと思っていたのですが、水曜日になって突然以下のツイートがありました。

あ、公式アカウント様に謝られてしまった・・・。ヽ(;▽;)ノ

自分が思っていた以上に事態が大きくなってしまったようで、ちょっと恐いです。

丁寧に対応していただいたので、こちらもこれ以上騒ぐのはやめようと思います。先方はこっちの本名、住所も知っているし・・・。

お詫びの文章を拝見しましたが、社内での連絡不徹底などがあったとのことですので、これを機に企業側にもフリーランス側にもより利用しやすいサービスになってくれるとよいと思います。

しかし自分が言うのもなんですが、自分のような一個人が発信した情報が企業を動かす事態にまで発展するツイッター、インターネットは恐いですね・・・。

仕事募集中(週3日くらいで・・・)

というわけで tomeapp では週3日くらいで対応可能なお仕事募集中です。興味のある方はツイッターなどでご連絡ください!

ヽ(;▽;)ノ

 

屋号 tomeapp(とめあぷ)にして個人事業の開業届を提出してきました

こんにちは。

昨年6月に起業ブログとしてスタートした当ブログですが、いきなりさいたま市に会社設立を止められる衝撃の展開があり、いつのまにか中国のパクリアプリの分析に走ったり、円周率を割り切ったりと、気持ちの良いくらいに迷走していました。

年もあらたまったので、心機一転。今年から本気を出す決意も込めて、仕事始めの本日 2016年1月4日、浦和税務署に「個人事業の開業届出書」を提出してきました!

ブログ開始から7ヶ月目にして、ついに本当の起業ブログになってしまいました。怖い。

浦和税務署へ向かう

自分はさいたま市の南の方に住所がありますので、所轄の浦和税務署に向かいました。国税庁のホームページで申請書をPDFでダウンロードし、郵送でも申請可能らしいのですが、ちょっと重要なイベントですので税務署に出向きました。書き方の質問とかもできますし。

IMG_4261

ピラミッドパワーを感じる浦和税務署。金字塔。

IMG_4272

申請用紙をゲット。

やはり PDF を印刷するより綺麗なので来た甲斐があります。

「個人事業の開業届出書」の書き方

開業届の書き方については詳しいサイトがいくつもあります。自分は以下のサイトを参考にさせていただきました。

個人事業主のための開業・廃業届出書の書き方と申請|スモビバ!

ただし平成28年1月よりマイナンバーの記載が必要になっていた点は要注意です。また、提出時にマイナンバーを確認できるものを提示するように言われるので、昨年2015年11月ごろ全国民に送付された「通知カード」を持参するのがよいでしょう。

屋号はどうすべきか?

実は屋号はあまり重要ではなく、税務署も結局は個人名で情報を管理しているそうです。意味があるとすれば、銀行で屋号名義の口座を作ろうとすると、ここで届け出ておく必要があるくらいなようです。

自分はとりあえず銀行口座作る予定もないのですが、モチベーションを高めるために tomeapp (とめあぷ)を屋号として申請することに決めました。

職業は何とかくか?

いろいろなサイトによると「職業欄に書かれた職業の種別によって個人事業税がかかる場合とかからない場合がある」とのことなので、何と書いたらよいのかかなり悩みました。

個人的には「プログラマー」と書きたいところですが、サイトによっては「総務省が公開している日本標準職業分類を参考にして書くべき」とあり、この最新の平成21年度版には「プログラマー」はありませんでした。(過去にはあったらしい)

よくわからなかったので浦和税務署の方に聞いてみたところ、

  • 税務署の管轄は国税(所得税など)であり、個人事業税は地方税なのでわからない
  • この開業届は税務署でしか使わない
  • なので職業欄には何と書いてもいいですよ

とのことでした。拍子抜け。

( ;´Д`)

どうやら確定申告のときに同様の記載をする書類があり、そこにどう書くかが重要なようです。ではまあ1年後の確定申告のときに悩むことにしますか・・・。

というわけで職業は「プログラマー」に決定です。

必要事項を記入して提出

あとは大体サイトのサンプル通りに適当に記入すれば完成です。

提出し、問題がなければ受理され、控えがもらえます。

IMG_4269

ついに名実ともに開業してしまいました!

tomeapp (トメアプ)とか真剣に書いててかなり恥ずかしいんですけど、この恥ずかしさに耐えられるものだけが個人事業主になれるんですね、わかります。

「所得税の青色申告承認申請書」も同時に提出した方がよい

開業届を出した場合、大体2ヶ月以内に「所得税の青色申告承認申請書」という書類を提出するのが定石のようです。そうしないと青色申告の恩恵が受けられないのです。自分の場合は以下のサイトを参考にしながら一緒に提出しました。

個人事業主のための青色申告承認申請書の書き方|スモビバ!

似たような書類だから写真はいらないですかね。

個人事業 tomeapp (とめあぷ)の誕生

これからどうなってしまうのか、不安しかありませんが、謎の個人事業 tomeapp (とめあぷ)が誕生しました。

tomeapp(とめあぷ)としての最初の大仕事は今月30日に迫ったデジゲー博SPECIAL in 闘会議2016でのPRINCIPIA PERFECTUS (プリンキピア・ペルフェクトゥス)のリリースです。

正直100%完成する気はしませんが、何とかしますので何卒よろしくお願い申し上げます!

( ;´Д`)

会社やめたら出勤したくてたまらなくなった

こんにちは。

今年の初めに会社やめてから半年と少したったのですが、あれほど行きたくなかった会社に行きたくなってきました。

人間の心理とは不思議なものです。と言うか結局いまの状態から逃げ出したいだけなのかもしれませんが・・・。

せっかくなので経緯と現状についての報告です。会社辞めようかどうしようか検討している方などの参考になれば幸いです。

プロフィール

1973年生まれの42歳です。妻と4歳になる娘1人の3人家族。

今年3月に10年勤めた会社を辞めて現在起業準備中。(ただし再就職も捨てきれない)

会社を辞めた理由

前向きな理由と後向きな理由が相乗効果をもたらして辞めてしまいました。

後向きな理由は、会社の人も見ているかもしれないので控えめな表現にせざると得ませんが(苦笑)、仕事が忙しすぎて会社に行きたくなくなったからです。朝起きるのつらいし。

前向きな理由は、もともとフリーでいくつか公開していたゲームを商品化して勝負してみたいとずっと考えていたからです。最近はアプリとかで市場も広がっているという噂もありました。(その噂についてはまた長くなるのでここでは触れません・・)

会社やめて良かったこと

朝目覚ましをかけなくてもよくなったのが何気に一番うれしいです。

勤めてた会社はコアタイムの無いフレックスのような制度で、ミーティグが無い限り何時に出社しても良かったんですが、忙しくなってくると朝9時とか10時からのミーティングは普通なので、結局それに間に合うように目覚ましをかけて出勤しなければなりません。

しかし自分が朝弱いのが原因なのか、それとも最近ちょっと話題になった『午前10時前から働くことは「拷問に近い」と英研究 ネットは「今世紀最大級の重要な発見」と賛同 』のように、朝9時からの始業がそもそも無理があるのかわかりませんが、自分は毎朝つらかったです。

会社やめて良くなかったこと

おちんぎんがもらえなくなります。

まあ当たり前なんですけど、これにつきます。みんなお金のために働いているのです。自分もそうでした。

最近の生活

現在、自分のゲームを商品化すべく活動しています。

会社辞めた後、とりあえず2本アプリリリースしてみたんですけど、びっくりするほどダウンロードされてません。収入はほとんどありません。(泣)

生活費は、失業保険と貯金から出してます。今年いっぱいくらいは収入なくても大丈夫そうですが、その後はさすがにまずいです。

いま、社運(?)をかけて新作を開発中ですが、なかなかはかどっていません。この新作は、プログラムが自分、音楽とグラフィックはそれぞれ発注して制作してもらっているのですが、この自分担当のプログラム部分がはかどらない。

準備期間を経て、8月 始めくらいから開発しており、2ヶ月で完成の予定でした。ああ、だから9月いっぱいで完成の予定だったんですね。いま思い出しました・・・。

しかし本日10/14現在、まだ50%くらいしかできてないです。進捗ダメです。

予定では来月11/15に開催される展示会(デジゲー博)でパッケージ販売しようと思っていました。いろいろ調べたところ、パッケージにするには3週間〜1ヶ月くらい前に発注しない間に合わないようなので、そうすると今日くらいにすでに完成してないとダメだった。

しかたないのでパッケージ販売はあきらめて、どうしようかなあとか考えています・・・。

「出勤したくなった」の真意(1)

やっと本題です。

会社員時代は、朝早く出勤し終電まで会社にいることはよくありました。

今は、寝たいだけ寝て起きると10時とか11時だったりします。寝不足は頭の回転を悪くすると信じているので、それはいいんですが、その後自宅で机に向かうこともあれば、外出してスターバックスとかタリーズコーヒーとかで作業することもあります。

誰も管理してないので、気が乗らなかったら作業しません。というか、できません。

最初は「そのうちやる気でるよね。やる気でるまで待とう。」って思っていて、実際1日とかサボると次の日とかは結構やる気出てました。

最近は、なんかなかなかやる気が出なくなってきました。これはたぶんやばい。

会社員時代は、いやだったんですけど、進捗管理されてました。なので、いやだったんですけど、やる気がないからと言って手を動かさないわけにはいきません。いやでしたが。無理やりにでも手を動かせば進捗はあります。これが今の自分にはないんですよね。

「出勤したくなった」の真意(2)

会社員最後の2年間くらいは、20人くらいのソフトチームの開発リーダーをやってました。リーダーなんて向いてないんですけど、目立つのは好きでした。

そんなこともあって、会社での自分は多少輝いていました。たぶん。

なので、それがいいモチベーションになっていたようですね。頑張れている実感。

今の自分は、1人でやっているので、頑張れている実感がありません。計画通りにリリースしていけば、多少は結果も期待できると信じていますが、なんか頑張っても頑張らなくてもリリースするまでは反応もらえないんですよね。

なので、モチベーションが足りなくなっている気がひしひしとします。最近特に。やばい。

imgres

まとめ

というわけで、一人でずっと作業していると、

  • 管理されてないので、果てしなくサボれてしまう。これは楽だけど、やばい。
  • まわりに誰もいないと頑張れてるのか頑張れてないのかよくわかなくてモチベーションが下がってくる。

と言ったデメリットがあることを痛感しました。大丈夫かな、自分?

ちなみに、それなりの貯金をしてから辞めたのでお金の問題はまだ発生してません。しかしそれが逆にモチベーションを下げている気も少しだけします。

自分でもよくわかりませんが、たぶん「ちょっと会社行って管理されて、やる気を取り戻したい・・・」と感じているようです。

行きませんけど・・・。

 

【宣伝】会社作るのやめてゲーム作り始めました!

こんにちは。

さいたま市の創業相談会に行ったら「まず会社作らなくていいからゲーム作りなさい」と言われた」というブログが Togetter などで拡散されてから、早いものでもうすぐ3ヶ月。

遠い昔の話になりつつありますが、その後どうしているか、誰にも聞かれていませんが、自主的に書いてみました。

会社つくるのやめました

自分は「起業=会社設立」だと思っていたのですが、そもそも個人事業という形態であれば、会社にしなくてもほとんど不利なことはない、という事を知りませんでした。逆に言えば、会社を作っても、あまり有利にならないと言ってもいいかもしれません。

知らなすぎて恥ずかしいですが、なんとなく会社にすればお金を借りやすいとか、認められる経費が多いのかな、と思っていたのですが、そもそも実績がないと会社にしてもお金が借りやすくなったりしないようですね・・・。

ですので、アドバイスに従い、まずは個人事業としてゲームを開発することを決意しました。

ゲームを作り始めました

会社を辞めてまでゲームが作りたかったわけですが、なかでも1番作りたかったものを作り始めました。

別ページの「過去公開したソフトウェア (スマホアプリ以外)」にも書いてあるのですが、15年前の2000年に開催された第4回アスキーエンタテインメントソフトウエアコンテスト(通称Aコン)で準グランプリをいただいた「PRINCIPIA(プリンキピア)」という作品があります。

2582af1f56f13ccad070fe1da30dae75

17世紀の科学者をテーマにしたわりと珍しいゲームで、自分の知る限り発表から15年経ったいまでも、似たような作品はみかけません。(マニアックすぎて売れなさそうだからでしょうけど・・・)

この時の PRINCIPIA は、グラフィックは自分で書き、音楽はフリー素材を使わせてもらい、制作期間も短く、本来目指した完成度には達していませんでした。

この PRINICIPIA の「完成版」を作り始めました。

PerfectusNewton1

(※画面は開発中のものです)

タイトルは PRINCIPIA の完成版という意味のラテン語で『PRINCIPIA PERFECTUS(プリンキピア・ペルフェクトゥス)』にする予定です。

PRINCIPIA PERFECTUSの現状

いろいろあって本格的に制作を始めたのは先月(2015年8月)です。2015年9月5日時点で、完成度は10%と言ったところです。

ディレクションとプログラムは自分で行っています。

音楽に関しては、椎葉大翼さんが担当してくれることになりました。ありがとうございます!

グラフィックに関しては、グラフィック制作会社様やクラウドソーシングを利用しながら制作していただいています。(現在もランサーズ様にて仕事依頼中ですので、興味がある方はご提案をお待ちしてます!)

先日、インディーゲームデベロッパーのためのサイトを運営されている INDIE STREAM 様にページをお借りすることができたので、紹介用のページを作らせてもらいました。ありがとうございます!

tomeapp – INDIE STREAM
https://indie-stream.net/userpage/tomeapp

Screen Shot 2015-09-05 at 3.44.21 PM

とりあえず紹介用の(簡単な)動画や、画面イメージを置かせていただきました。

開発費はどうしてるの?

会社員時代の貯金を切り崩して、グラフィック等発注しています。
不安しかない・・・・。

今後の予定

というわけで、PRINCIPIA PERFECTUS はまだ全然完成してないのですが、

2015年9月19日(土)に幕張で行われる INDIE STREAM FES 2015ライトニングトークというコーナーがあるそうなので、参加を申し込んでしまいました。もし採用していただけた場合、2分間、自分のゲームを宣伝できるそうなので、まずはそれを目標に開発しています。(もう2週間しかないのか・・・・

その後、

2015年11月15日(日)に秋葉原で開催されるデジゲー博においてWindows/Mac用の完成版を販売することを目標にしています。(ゆくゆくは iOS/Android版も出したいです)

計画性もあまりなく、思いつきでどんどん進んでいるので、不安しかありませんが、人生は時としてノリで進めるしかないと思っています。

皆様のご支援よろしくお願い致します!

 

さいたま市の創業相談会に行ったら「まず会社作らなくていいからゲーム作りなさい」と言われた

こんにちは。

会社辞めてゲーム作家になろうとしている者です。

 

収入はないですけど、毎日が新しい。

 

本日(2015年6月18日)さいたま市主催の創業相談会に参加してきました。高い住民税納めてるんだから住民サービスは受けないと損ですよね。

さいたま市では毎月第三木曜日に創業相談会を開催しているそうで、毎月ポストに入っている「市報さいたま」で見つけました。会社員時代はこんなの読んでる時間ぜんぜんなかったですけど市報とか読んでみるもんです。

CGfZgnkVAAADQPA

 

なんか2つ似たようなのがあって「二重行政」の感じもしなくもないですがとりあえず左のやつに受付開始初日の6月3日(水)の朝一で電話してみました。

すると、難なく予約をゲットできました。

目的

自分の企画したゲームを世に送り出すのが目的です。よく言えばクリエイター志向ですかね・・・。他のことは手段でしかないです。なので「IT社長になって大儲けしたい」というような起業家志向ではないです。

準備

とりあえず本買いました。挿絵のない本は読めない性分なので漫画です。

CGGl4XXVIAAKkXX securedownload

主人公のはるかちゃんが「おばあちゃんの漬物をみんなに食べてもらいたから居酒屋を始める」という熱いストーリーです。

 

はるかちゃん・・・アツい・・・。

 

いろいろ似たような本も読んだのですが、この手の本は「自分の店を出したい」という話が多いです。おそらく毎月の出費、売上などが読みやすくて事業計画などが立てやすいからのようです。自分のようなゲームアプリを作って売る、のような場合、売上が全く読めないので事業計画を立てるのがかなり難しいと感じました。というか、ゲーム売るなんて、ギャンブルですよね?

そうは言っても何も準備しないと、せっかくの相談会で話も弾まないと思い、事業計画書はでっちあげて持って行きました。

Screen Shot 2015-06-18 at 10.10.31 PM

ざっくり言うと書いたのは以下のようなこと。

 

  • ゲーム作りたくて、熱い思いで会社辞めました
  • 第一弾として、4人x4ヶ月でスマホアプリを製作する資金を調達したい
  • 製作には自信あり、プロモーションなど事業運営は自信ない

 

テンプレートは以下のサイトから無料でダウンロードできました。

bizocean(ビズオーシャン)-すべてのビジネスコンテンツを無料に!

http://www.bizocean.jp/

当日

指定されたさいたま中央図書館(浦和駅のパルコ8階)に行くと、10人くらい入れそうな会議室に、中小企業診断士の方1名と、さいたま市の職員と思われる方2名が、自分の話を聞いてくれました。相談料無料。お得。

とりあえず自己紹介などしつつ、自分のゲームに対する熱い思いを語り、すでに会社を退職して活動していることなどを説明したあと、「とりあえず第一弾として、4人x4ヶ月の規模でアプリを作って勝負したい。その為の資金が欲しい」ようなことを伝えました。

すると中小企業診断士の先生から帰ってきた答えは「銀行はそんなに簡単にはお金を貸さない。特に実績面があまりないようなので、まずは小規模で開発して結果を出してからの方がよい」と言ったものでした。(実際にはもっといろいろ会話があったのですが、結論としてはこんな感じだったと思います。)

また「会社を作るメリットも、今の時点ではあまりなさそう。まずは全力でゲームを作って、実績にするのがよいのでは」とも言われました。

まとめると「まず会社作らなくていいからゲーム作りなさい」というメッセージでした。

orz

いや、なんというか、的確すぎるアドバイス。

感想

ゲームを作る為に会社作ろうと思っていろいろ調べていましたが、ゲームを売るのは当たり外れの激しい世界で、誰にでもできることではありません。なので、実績がないのにやる気だけをアピールしても世間は理解してくれません。

正直自分は15年くらい前にコンテストで入賞したことがあるだけの過去の人なので、いまから参入しようとしたらゼロからのスタートです。

なんとなく会社作ったらどこからともなくお金がやってくると思っていましたが、そんなことはありません。

こつこつ実績を積み上げるしかない。

明日くらいから本気出します。