イニシャルを書く時は最後にも点を打つべきらしい

こんにちは。

英語ネタです。自分も長らく知らなかった事なのでブログにしてみました。例によってすでにご存知だった方におかれましてはスルーをよろしくお願いいたします。

イニシャルを書くときの「点」

イニシャルを書く時、自分は長らくこう書いていました。

 

S. H

 

「名前の頭文字」+「点」+「苗字の頭文字」です。「点」は区切り文字として使っていました。日本の人はこんな感じで書く人が多いんじゃないですかね。

しかしあるときアメリカの人が書いたイニシャルを見たら「名前の頭文字」+「点」+「苗字の頭文字」+「点」になっていることに気づきました。

こんな感じですね。

 

S. H.

 

あ、後ろの方にも点を打つんだ・・・。

調べてみると、この点は区切り文字ではなく「省略してますよ」という意味らしいんです。だとすると、苗字も省略しているので最後にも点を打つのが正しそうですね。

Wikipedia の以下のページを見てみます。

Acronym#Punctuation – Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Acronym#Punctuation

以下の様な記述があります。

Showing the ellipsis of letters[edit]

 

In English, abbreviations have traditionally been written with a full stop/period/point in place of the deleted part to show the ellipsis of letters – although the colon and apostrophe have also had this role – and with a space after full stops (e.g. “A. D.”). In the case of most acronyms, each letter is an abbreviation of a separate word and, in theory, should get its own termination mark. Such punctuation is diminishing with the belief that the presence of all-capital letters is sufficient to indicate that the word is an abbreviation.[44]

これを見ると「ピリオドは省略が行われたことを示すために文字が消去された場所に書かれる」とあります。

しかし後半に「全て大文字で書かれた場合、これが省略であることが明らかな場合はこの表記を省略する」ともあります。

例えば USA とかは、U. S. A. と書かなくてもいいでしょうということです。

ということは、本件、以下の様に点をどちらにも打たないというのはアリなんでしょうか。

 

SH

 

そういえばアメリカ人で、メールの最後にこんな感じに書いている人いたなあ・・・。こういうのもアリなようですね。個人的には人物の名前の場合は両方に点を打つほうが好みですが。

ただしこれらは全てアメリカ式の話らしいので、全世界共通ではないです。

ピリオドがあるかないかは重要?

点があってもなくてもそんなに変わらないんじゃない?と思われるかもしれませんが、アメリカ人はそうは思っていない様です。

HarryTruman

第33代アメリカ合衆国大統領のハリー・S・トルーマンのミドルネーム「S」にピリオドをつけるかつけないかはいまでも議論になるほどの問題らしいです。トルーマンの公式ページ(!)にそれについての記事があるほどです。

USE OF THE PERIOD AFTER THE “S” IN HARRY S. TRUMAN’S NAME
http://www.trumanlibrary.org/speriod.htm

これによるとトルーマンは新聞記者に「Sのあとのピリオドはつけないでくれ」と要請したことがあるそうです。その一方、少なくとも後年のトルーマンの自署ではSのあとにピリオドがあるとのこと・・・。よくわかりませんね。

これはこれで突き詰めると長くなりそうなので、興味がある方は調べてみてください・・・。

結論

イニシャルを書く時は、各文字の後ろ両方に点を打つか、どちらにも打たないのが(少なくともアメリカでは)正式な様です。ですので日本の人に多く見られる真ん中に点1つというのは微妙らしいです。

正しい

S. H. (両方に点)
SH (点なし)

×間違い

S. H(真ん中だけに点)

S. H だと、例えば「Shin H」が本名だというニュアンスになってしまいます。まあ「間違い」っていうか「日本式だ!」って言ってもいいんですけどね。

参考になれば幸いです。

外資系企業でプログラマーを10年やってわかったこと(1)

こんにちは。

自己紹介の欄にも簡単に書いてありますが、2015年3月まで、ほぼ10年(正確には9年5ヶ月)某アメリカの外資系企業でプログラマー(社内での呼び名はソフトウェアエンジニア)をやらせていただきました。その時のことをつらつらと綴ってみました。

中途採用なら学歴に関係なく採用される。ただしタイミングが超重要

自分は転職(中途採用)で採用していただきました。自分は私立大学の付属高校に通っていたこともあり、一般受験などはせずに普通の?私立大学の物理学部に通い、修士までいました。

しかしこのとき新卒で就職活動をしたとき、あまりにも希望の企業に入れないのでびびりました。「最近は学歴あまり関係ないよ」って誰かが言ってたんですけど、気のせいですよね。自分も若かったので、信じていました。まず学歴でフィルターされているのは当たり前です。学歴フィルターがされていない企業は、人気のない企業です。

しかたなく某日本企業に入社しましたが、3年もたずに転職活動を始めてしまいました。(2005年)

転職活動は、たしかリクナビNEXTにエントリーしたら、転職エージェントの方がいろいろ候補を持ってきてくれるので、非常に楽でした。有給をとって面接試験に行くのは気が引けましたがよい思い出ですね。

そのエージェントの方にいろいろ紹介していただき、5社くらい面接をやりました。結果、日本企業は受からなかったのですが、外資系企業2社から内定をもらいました。

そのとき自分にとって幸運だったのは:

  • 勤めていた企業は残業代はちゃんとくれていたので年収はわりと高かった
  • 英語は昔から得意だった (当時TOEIC865点)
  • ゲームのコンテスト入賞の経験がある

といったあたりを評価してもらえたことです。

見事なまでに日本企業には採用してもらえなかったのは、自分が話が下手なこともあるのですが、なんといっても学歴が足りなかったのだと思います自分の経験では、外資系企業の中途採用は、学歴は新卒採用の時ほどは重視していないようです。

入社後、中途採用の方が後から何人も入ってきましたが、募集は年中行われているわけではなく、アメリカの親会社からの許可が出ている期間のみなので、運良くそのような期間に応募すると、採用される確率が高くなります。

転職活動と恋愛はタイミングが非常に重要です。

英語で仕事ができるかどうかは慣れ。しかし上限は努力次第

外資系なので、電話会議や出張などで英語をつかう機会がたくさんありました。

入社当時英語は得意だと思っていましたが、電話会議に出ても相手が何を言っているのかほとんどわかりませんでした。恥ずかしくて会社辞めようかと思いました。

しかたないので「英語が苦手な変な日本人」を演じます。すると相手も「ああ、こいつは英語にがてなんだな。よし、ゆっくり話してあげよう」となります。

そんな感じで悔しさで枕をぬらす毎日を、1年くらいつづけると、だんだん彼らの会話が理解できるようになっていきました。今思えば聞き取れなかったのは、英語だけの問題ではなく、そもそも社内用語になれていなかったのも大きな原因でした。

もう1つは、自分はアメリカ人のきれいな英語に慣れ過ぎていて、インド人や中国人の独特の発音に対応できていませんでした。そのあたりになれていったことも、理解できるようになった一因です。

同じ職場にいる同僚も、中には英語が苦手という人もおり、確かにその人が書く英語のメールとかは文法が間違えだらけなのですが、電話会議などはちゃんとこなされていました。結局、英語で仕事ができるかどうかは、TOEICの点数とかで測れず、慣れているかどうか、だと思います。

ただし、英語がびっくりするほどうまい人もいて、いろいろ聞いているとそういう人は相当勉強しているようです。ただ英語で仕事ができるだけにとどまらず、英語ですごく仕事ができるようになるには、慣れだけでは不十分です。

ある日突然クビになることはない。しかし評価が悪いと転職を勧められる可能性はある

よくアメリカの企業などで、「ある日上司に呼び出され、解雇を告げられて、その後席に戻ることも許されずに会社を追い出された」という話を聞きます。

自分がいた会社は、資本はアメリカのものでしたが、会社は日本のものでしたですので、日本の法律(労働基準法)が適用されます。なので、上記のような「ある日とつぜんクビ」は日本ではできないようです

自分のいた会社は労働組合がありました。しかし日本の外資系企業には、労働組合がないところもあるそうです。自分のスキルに自信がある人にとっては労働組合にはあまり必要性は感じないと思いますし、そういう人材が外資系企業に集まっているわけなので、労働組合はあってもなくてもいいかなと思います。

そうは言っても、成果主義はかなり徹底していました。毎年目標を立てて、年末に達成度合いを上司に報告します。上司がそれを見て評価を出し、評価が良いと基本給があがりますが、評価があまりにも悪いと、基本給が下がることもありました。さらに基本給が下がるような評価を連続で受けると、「転職支援」をもちかれられます。これは受けるかどうかは選択できますが、こうなってしまうともう出世の道は閉ざされています。

同僚同士ライバル意識が高くて職場はいつもピリピリしている、なんてことはない

外資系企業と聞くと、みんな成果をあげようと必死で、同僚同士でも足の引っ張り合いをしているようなイメージがありますが(自分だけ・・・?)そんなことは全くありませんでした。よかった。

むしろみんな自分に自信があるから、余裕たっぷりで、何を聞いても丁寧に答えてくれます。嫌がらせをされるようなら、むしろ大したものです。

ただし上記は職場での話なので、裏では何を言われてたり、嫌がらせをされているかも知れませんが、それは日本企業でも同じところです。

外資系企業でもエンジニアの待遇はそんなにすごくない。金融機関はすごいらしい

よく外資系企業だと「新卒から年収1千万超え」などという話を聞きますが、少なくとも自分の経験したエンジニアという職種ではそんなことはありません。外資系金融機関は、がちで新卒から年収1千万、平均年収3千万円とかあるらしいですね。うらやましい。

(つづく・・・)

なんだかプログラマーっぽいことを書く前に長くなってしまったので、今日はここまでにしておきます。後日つづきを書こうと思います・・・。

 

日本人プログラマーにありがちな10の間違った英語の読み方

今年の3月まで某外資系企業でプログラマーを10年やらせていただき、いろいろありました。

海外のエンジニアと電話会議やミーティングをやる機会がよくあったのですが、日本でカタカナで覚えた用語がしばしば通じなかったり、向こうがなんか知らない用語を使ってるなあと思ったら実は知っている単語だったりしたことがよくありました。

自戒も含めてまとめてみました。

(※国際的に通じる発音を認識して、海外にも通用する人材に近づくことが本稿の目的です)

以下、多分通じないカタカナ表記を赤そこそこ通じそうなカタカナ表記を青で書きます

Cocoa

Mac OS X や iOS で使われているフレームワークの名称です。これは「ココ」に近い発音ですココアだと思っていて聞き取れず、悔しい思いをしました

cocoaの意味 – 英和辞書 – 英語辞書 – goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/17035/m0u/

Opaque

不透明度のことです。昔会社の先輩が「オパキュー」と言っていたので、そのように読んでしまっている日本人はいなくもないと思いますが、英語圏では「オペーク」に近い読み方をします。自分はオパキューと言われるとオバケのキャラクターしか思い浮かびません。

opaqueの意味 – 英和辞書 – 英語辞書 – goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/59219/m0u/opaque/

Height

高さのことです。もちろん「ハイト」と読めばだいたい通じます。スペルから判断して「ヘイト」と読んでしまう日本人が多いので要注意です。

heightの意味 – 英和辞書 – 英語辞書 – goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/39780/m0u/height/

Hierarchy

階層構造のことで、日本語では「ヒエラルキー」と書くことが多いとおもいます。日本人と話す時はそれでもよいのですが、英語圏の人の発音をあえてカタカナにすると「ハイアラーキー」のように聞こえました。相手によって使い分けましょう。

hierarchyの意味 – 英和辞書 – 英語辞書 – goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/40332/m0u/Hierarchy/

Tutorial

日本語では「チュートリアル」です。お笑い芸人でそういう名前の人がいた気もしますし。カタカナにはしづらいので、これでいいと思うのですが、英語圏の人がしゃべると、あえてカタカナにするなら「テュトーリアル」のように聞こえます。「テュ」が日本語にないのが問題なんですかね。

tutorialの意味 – 英和辞書 – 英語辞書 – goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/89034/m0u/tutorial/

Ping

ネットワークがつながっているかどうか調べるコマンドです。自分も周りの人も日本では「ピング」と読んでいる人が多いと思いますが、英語圏の人は「ピン」のように言ってました。考えてみると、現在進行形の “-ing” の発音のときは、最後の g はあまり発音しないですが、それと同じことですよね。ピングっていうと某ペンギンのキャラクターのことだと思われるんじゃないですかね?

Github (gif, gimp)

プログラマー界では著名は Git を使用した Web 共有サービスです。自分は「ジットハブ」だと思っていたのですが、「ギットハブ」と読むのが正しいようです。同様なものに画像ファイルの gif, 画像加工ソフトウエアの gimp もありますが、それぞれ「ギフ」「ギンプ」が多数派のようです。 gif は開発者が「ジフ」だと言っているので「ジフ」、gimp は「ギンプ」が多数派のようです。([2015年6月10日 訂正] @nekobata_kaigi さん、ご指摘ありがとうございます)

Github – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/GitHub

Warning

コンパイルするとよく出てくる「警告」です。日本では「ワーニング」と読む人が(少なくとも自分の周りでは)多いですが、英語圏の人の発音は「ウォーニング」に近いです。「War (戦争)」は「ウォー」って言いますよね?

warningの意味 – 英和辞書 – 英語辞書 – goo辞書 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/93161/m0u/Warning/

Null

初期化してないポインターがよくこれになって悩まされます。これも日本では「ヌル」と読む人が(少なくとも自分の周りでは)多いですが、英語圏の人の発音は「ナル」に近いです。しかしこれはドイツ語では「ヌル」のように発音するという話もあるので、英語圏でも「ヌル」と言っても通じる気がしてます。ソースは自分です。それに日本人相手に「ナル」とか言うと嫌われる予感がすごくするので、相手によって使い分けると良さそうです。

nullの意味 – 英和辞書 – 英語辞書 – goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/58015/m0u/null/

Matrix

行列のことです。某有名映画のタイトルにもなっているので「マトリックス」と読む日本人が多いと思いますが、英語圏での発音は「メイトリックス」のほうが近いです。これくらいなら時間とともにきづくんですけど、怖いのはこれの複数形が matrices なことで、カタカナにすると「メイトリシーズ」のように聞こえます。これは知らないと何百回聞いても理解できません。

matricesの意味 – 英和辞書 – 英語辞書 – goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/52376/m0u/matrices/

番外編

Width

幅のことです。非常に使用頻度が高いのですが、日本人には絶望的に発音が難しいです。カタカナにするのは無理です。自分はあきらめて「ホリゾンタル サイズ」とか言い換えることにしてました。

widthの意味 – 英和辞書 – 英語辞書 – goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/94624/m0u/width/

最後に

あくまでケースバイケースで、正しいか間違っているかよりも、通じたか通じなかったかを重視すべきだと思います。